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今日から復活祭の4連休である。イースターのことをドイツ語では「オースタン」と言う。語源の由来を調べたが、難しくて良くわからなかった。ともかく今日は「カーフライターク/Karfreitag」と呼ばれる復活祭直前の祝日の金曜で、日本語では「聖金曜日」と言うらしい。

ノルトライン・ヴェストファーレン州の学校はすでに月曜から二週間の休みに入っているから、この時期に、家族で遠出をする人は多いようだ。気温が25℃くらいまで上がる日が、来週前半まで続くという予報が出ていることもあって、太陽に恵まれた素晴らしい連休になりそうだ。

そういえばいつだったか、この4連休に大寒波がやってきて、ドイツ南部では大雪が降った年があった。復活祭は年によって日付が変わる移動祝日で、春分後の最初の満月の次の日曜日とされているから、4月上旬にあたることもある。この時期の天気は本当に不安定だから、雪が降ることもあれば、最高気温が30℃を超えた年も何年か前にあった。

今年は天候も安定しているようだが、油断していると冷夏になる恐れも十分にある。だから太陽を浴びられるときには、積極的に外に出かけた方が良い。そうわかってはいるのだが、するべき作業を書き込んだメモを見ると、なかなか気が進まないものである。

1kmほど離れたライン川に架かる鉄橋を走る貨物列車の音が昼間にも聞こえて来るくらい今日のケルンは静かである。太陽にも恵まれた祝日は実に穏やかだ。 復活祭というくらいだから、前向きな気持が復活するような何かをすべきなのだろうと思いつつ、聖金曜日は過ぎて行く。