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ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州の公立学校は、今日から6週間の夏休みに入った。昨日、夕方に買物に行っても、何だか人が少なかった気がするし、ラジオでは、今週末の移動でアウトバーンの渋滞が予想されることや、周辺国の天気予報などをさかんに流していた。たまたま耳にした情報だと、デンマークもかなり涼しいらしい。半分北欧のような国だから、暑くなるわけはないが、ドイツと同じような天候のようだ。

天気予報を確認すると、今朝の最低気温は10℃、最高気温が18℃である。明日は15℃までしか上がらないらしい。外に出ると確かに寒い。近場に買物に行くくらいならTシャツでもまだ大丈夫だが、長時間の外出なら、長袖の上に、さらに上着が必要だ。いつもの土曜日よりも静かな街を歩くと、コートを着ている人も見かける。雲の切れ間から陽射しがうっすらと照りつけて来たが、いつものようにどこからともなく雲が流れて来て、また曇天に戻ってしまった。

夏休みに入ったと聞くと、何だかこちらまで気持が少しだれてしまう。天気が良ければ、気分転換にどこかへ出かけてみようかという気になると思うのだが、涼しいを通り越して寒いくらいの天候だと外出するのが億劫になる。日本も台風一過で猛暑が少し和らいだものの、またすぐに暑さが戻って来るらしいので、それを考えると何だか申し訳ない気持にもなるが、どちらも、もう少し気持ちの良い適度な暑さにならないものだろうか。

夕方、ほんの少し外出している間に、にわか雨が降って来た。洗濯物をバルコニーに干したままにしてあるので、本当に最低である。最近は必ず降雨レーダーを見てから出かけるのだが、空が明るかったので油断してしまった。一度、戻ろうかと思ったが諦め、20分くらいしてから足早に帰宅すると、洗濯物は半分くらい濡れてしまっている。曇り空の寒い中、ようやく乾いたと思ったのに、実に恨めしい。そんな気持が消化しきれないうちに雨も止んでしまった。

今日はこれから写真の整理をしよう。他にもやることはたくさんあるから、この天気にめげず、気持を引き締めて行きたいと思う。