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還流独歩

札幌へ翌日配送 2011.09.17

木曜の夕方、都内某所から札幌へ郵便を出した。最初は速達にしようかと思ったが、郵便局の方が「レターパック」というのがあると教えてくれた。速達は510円で、レターパックは500円だから10円だけ安いのだが、その郵便の移動状況をインターネットや電話でも追跡できるという。世の中は便利になり過ぎている感があるが、必ず届いて欲しい郵便だったから、この際、レターパックで送ってみることにした。

速達で送れるようにと封筒に入れておいた書類は、レターパック用の厚めの梱包封筒にそのまま納まった。あとは、表面にまた住所を書けば良い。封をするにも糊面のところについているテープを剥がせば、そのまま閉じられて、誠に便利である。あとは追跡用の番号が書かれたシールを受取るだけだ。このレターパックが、速達より速く届ものなのかは聞き漏らしたが、三連休が控えているから、おそらく翌週になるだろうと思っていた。

一昨日、鞄から取り出して、そのまま机の上に置きっ放しになっていた追跡番号票がふと気になったので、土曜の朝に確認してみることにした。そうしたら、すでに受取人に届いていたのである。木曜の16時半に出したのに、札幌支店には、翌日金曜の5時49分に到着し、「お届け先にお届け済み」の時間が11時37分と出ている。いくら流通が発達しているとしても早過ぎではなかろうか。いや、いまはこれが普通なのだろうか。

ともかく、先方に届いたことがわかり安心したが、一体、あの郵便はどうやって札幌まで行ったのだろう。夕方に出したから、その日の最終便あたりで千歳に運ばれた可能性が高いとは思う。一方、陸路ということは考えられるだろうか。青函フェリーの時刻を調べてみたら、青森発の最終が23時30分で、函館着は3時20分である。都内から東北道を走って行ったとしても間に合うようには思えないし、函館から札幌までも数時間で走れるわけはない。

そう考えたら、やはり空路で運ばれたと考えるのが妥当だろう。日本郵便のサイトにある「お届け日数」で検索したら、東京から札幌宛だと、普通の手紙でも、午前中に出せば翌日に届くようだ。午後に投函した場合はの配達は、翌々日となっている。ちなみにレターパックは夕方発送でも、翌日午後となっているが、発送してからわずか18時間程度で、しかも昼前に届いたというのは、まさに超特急便である。

おそらく他の運輸会社も同様な配送業務を提供しているから、郵便局の宣伝だけをするつもりはないが、予想外にも早く届いたし、どんな径路で運ばれたのかも確かめることができたので、また何かを確実に送りたいときには使ってみようと思うのである。

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