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還流独歩

南米大賞受賞 その1 2011.09.27

相当な遅ればせの報告になるが、ガラス産業連合会(略称:GIC)が、今年の2月から5月末まで応募していた「ガラスの世界地図」という懸賞で、有難いことに「南米大賞」を頂いた。6月のことだから3か月も前の話である。この懸賞は「世界中いたる所、暮らしがあればガラスがある」という主題に沿って、ガラスの魅力が伝わる写真を幅広く募集したもので、その名の通り、世界中にあるガラスに関する写真の数々が掲載されている。

懸賞の応募期間を延長するという連絡を知人から頂いたのは、確か5月の連休中であった。最初は流し読みしてしまったのだが、何だか気になって、該当するサイトを見てみたら、日本と欧州で撮られた写真が多く、アフリカが数枚で、南米は、ほとんどなかった。それを見たら、急に応募してみようかという気になったのだ。というのは、7、8年ほど前に、アルゼンチンとボリビアに行ったことがあるからだ。実に単純である。

入賞を目指すつもりなどなく、写真を見て、楽しんでもらえたらという軽い気持であったのだが、撮った写真を見返して見ると、かなりの数がある。その中からガラスに関するものを見つけ出し、そして適度な寸評を付け加えるという作業は、いざ始めてみると、かなりの時間がかかった。こういうことは、意外と簡単には終わらないものである。それでもアルゼンチンが3枚、ボリビアが1枚、モロッコが2枚、スペインを1枚の計7枚を選び出して投稿した。

写真を見直してみると、懐かしさのあまり、つい見入ってしまい、無駄な時間が過ぎて行くが、それも良かろう。デジタルカメラという磁気媒体を使った映像記録方式ができたお陰で、誰もが感じるように、写真はいくらでも撮れるようになった。撮ったのに、二度と見直さない写真は、世界中にどのくらいあるのだろうか。おそらく億といった単位などではなく、その何万倍、いや何百万倍さえもあるかもしれない。

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