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還流独歩

ドイツ人の身長 2011.10.19

北欧やオランダの人たちの平均身長が、どの程度だかは知らないが、背が高いというのは、誰もが知っていることだと思う。その点、ドイツ人も負けてはいないだろう。もちろん、それほど背が高くない人もいるが、確実に背の高い部類に入るはずだ。

先日、1.FCケルンとハノーファー96との試合があった。ちなみに、ハノーヴァーは、ドイツ語でハノーファーと発音する。前半は、ブンデスリーガが流すラジオを聞いていたのだが、後半の残り30分頃から、近くの居酒屋の外で試合を見ることにした。

店内には、二つのテレビがあり、外にも大型のモニターが用意されている。こちらの方は人だかりができていて、あまりよく見えない。入口を入った右側にあるモニターを見るためには中に入りたいが、こちらも場所がない。むしろ、入口の外に立って、その人垣の頭越しの方が少しだけよく見える。

しかし、モニターの下半分が背の高い男性の頭に覆われている。彼の身長は190cmくらいだろうか。君のような人は、むしろ離れてみてもらいたいくらいだが、そんなことを言う資格はない。問題なのは、私とその背の高い男性の間にいる女性だ。彼女は入口の脇の立飲み台で男性と話している。

煙草を吸いながらも、ほとんど試合を見てはいないのだが、歓声が大きくなると私の前に立ちはだかる。そして、背伸びをして見るので、その間は、モニターが見えなくなる。少し離れたところにいる私に気を使って、多少、避けるとかするような素振りは微塵もない。

私とモニターの間には、目の前にいる180cmの女性と、190cmの男性が大きく立ちはだかる。その背後から、隙間を見つけつつ、モニターを覗く私。そんな劣悪な応援環境の中、ポドルスキーが2点目を入れたところは見逃さなかった。試合は、そのまま2:0で、1. FCケルンが快勝した。

それにしても、前の人が背伸びをすると、後ろの人がつられて頭を上げるので、背の高いドイツ人の後ろにいると、とてもじれったい気持になったりするのである。

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