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いつものように、元日から年賀状が届き始めた。新年二日目は配達が休みなのかと思っていたが、都内は郵便の量も多いのか、郵便受けには毎日、何通かの年賀状が入って来ている。今年は、というか正確には昨年になるが、12月に降誕祭状を送ったので、今年の年賀状を受取る心構えのようなものができている。だから気分的に楽なのだ。

それができなかった数年間は、届いた年賀状を見るのが辛かった。以前にも書いたが、年賀状も出す余裕もなければ、頂いた方々に返信することさえ怠るという失礼極まりない状況に陥ってしまっていたので、自分の中でも消化し切れない蟠(わだかま)りがうごめいていたのである。年賀状というのは、なかなか難しい存在だ。

新年が明けてから、この4年間に頂いた年賀状を、改めてゆっくりと見直した。送って頂いた方々には本当に失礼なのだが、まとめて入れてあった箱から4年分の年賀状を取出し、ようやく整理できる状況になった。一年前の年賀状を見直すならまだ許されるのかもしれないが、4年分というのは、いかんともし難い年数で、お恥ずかしい限りである。

私から一度も返信していないのに、毎年、必ず送って来てくれる方がいる。本当に感謝である。そして今年頂いた年賀状を、私から降誕祭状を送った方と、送らなかった方の二つに分けた。後者の方々には今年こそ返信しよう。いますぐには対応できないのが情けないが、遅くとも、寒中見舞いのような方法で連絡したいと思う。

それから年賀状の整理と併せて、季節の便りなども時系列にまとめた。年賀状も挨拶状も、頂いた数はそれほど多くはないが、これでようやく胸のつかえが下りたし、停滞気味だった住所録の更新にも弾みがつきそうだ。元日から身体を動かし、気になっていた手紙の整理も終えたから、これを機に今年も始動開始である。