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笑顔の力 その5 2012.02.10

これを読んで、もしかしたら不快に感じられる方がいらっしゃるかもしれない。私もここに書き込むことを少しためらったが、自分への反省の意味も込めて、綴っておこうと思った。それと同時に、某会社の社長が、ほぼ毎日のように送ってくれる「365日語録」を読み返してみた。そこには、いつも頷かされる「今日の一言」が書かれている。調べてみたら、「笑顔」に関する語録が三つ見つかった。折角の機会なので、ここで引用させて頂くことにする。

▼あきない総合研究所:吉田雅紀の365日語録
・笑顔には相手を笑顔にする力がある。
・国際人になる為には語学の前に笑顔を学べ。
・笑顔はスキル。スキルとは訓練して身に付く能力である。

吉田さんの言う通りだろう。私もそう思う。お店の人の愛想がないことなど、ドイツで慣れ切っているから、どのような対応をされようが、もはや気にもならないことが多いのだが、ドイツの人たちが時折見せる本気の笑顔というのは、男女を問わず、とても魅力的であったりする。それは日本人だって同じだ。だから、ほんの少しの微笑みや明るい応対が、互いの関係をより良くすることがあると私は思う。

これまで書いて来たことは、あくまでも私の意見だから、人に押し付けるつもりはない。もしかしたら大いなる偏見も含まれているかもしれない。でもやっぱり、気持の良い対応を受けたいと願うことは、それほど間違ったことではないないし、自分も逆の立場になれば、そうありたいと思う。そのために、むやみに笑顔をつくる必要などないけれど、男女問わず、笑顔には、細かなことをおおらかに包み込んでしまう魅力があるはずだ。

話は戻って、名刺を注文した翌日に、印刷会社の女性から携帯電話に連絡があった。予定通り仕上がっていて、色の具合も問題ないという電話だった。当然の対応かもしれないが、わざわざ連絡をくれるとは有難い話である。それにしても、平日とはいえ、注文した翌日にでき上がるというのは、あまりにも早過ぎる気もするのだが、遅いよりは良いのだろう。私は「早めに取りに行きます」と言って電話を切った。これでまた気分が軽くなった。

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