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還流独歩

東京国税局 その1 2012.03.12

今年の確定申告の場所は、大手町にある東京国税局である。昨年まで、中央区は日本橋と京橋、千代田区は麹町と神田に分かれていたのだが、経費削減のあおりなのか、その四か所が一つに集約されてしまったのだ。どれくらいの人が申告に訪れるものなのか、全くわからないが、おそらく相当な混雑が予想されそうだ。

朝一番に行きたかったが、提出する申告用紙が手元にないという情けない状況なので、まずは書類を受取りに京橋税務署まで行く。前もって用意しておけば良いものを、何とも手際が悪いと自分でも思う。京橋税務署へ取に行き、戻ってから意を決して、数字を書き込んで行く。決して難しくはない。ただ単に面倒なだけなのだ。

約1時間半ほどで記入を終え、他の必要書類を持って、昼過ぎに大手町へ向かう。そこで待っていたのは、予想していた通り、順番を待つ列だった。まず最初に、どのような方法で申告するのかを選別する措置が取られ、そのあと端末を使って入力するらしい。つまり二回、待たされるのだ。

最初の待ち時間は10分くらいだったろうか。空いている机に誘導されて、何をするのかと思ったら、住所と氏名、それに登録番号を書くだけだった。1分で終わった。それだけのために10分も待たされた。次は端末で入力する人の列に並ぶ。こちらは20分以上は待ったと思う。当然、立ちっ放しである。申告場所にも席などない。

私のような人間は、立って待つことなど、それほど苦にならないが、幼い子供を連れた女性や、高齢者の人には、とても辛いのではないかと思う。泣き叫ぶ子供をあやしながら申告をする女性や、かなり高齢のお年寄りを見ると、そういった人たちのための席を設けて、優先して申告できるようにしても良いのではないかと思う。

加筆訂正:2012年5月1日(火)

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