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還流独歩

1ユーロショップの電池 2012.04.20

日本の100円ショップと同じように、ドイツにも1ユーロショップなるものがある。ただ、揃えてある品数と、きめ細やかな種類を考えると、日本の100円ショップの方に軍配が上がると思う。その一方で、かなり細かなことだが、ドイツは基本的に内税ということもあり、1ユーロの品物はすべて1ユーロであって、日本のように、会計のときに105円になるようなことない。

それはさておき、1ユーロショップで、最近、よく買うものといえば単三電池である。お店を入ったところに、たくさんぶら下がっているので、PCのマウス用に良く購入している。ただ、製造会社がいくつもある。某オランダを代表とする電気会社のもあれば、日本のもある。もっとも日本製のように見えて、おそらく生産しているのは、欧州かどこか周辺なのだとは思う。他にも知らない名前の会社の電池がたくさん置いてある。

問題は電池の減り方だ。日本で買う単三電池よりも減りが早いように思うのだ。特に某オランダの会社の電池は、日本で買ったものの半分くらいでなくなってしまった気がする。いちいち調べてはいないし、私の勘違いもあるのかもしれないが、電池の寿命をが長いのは、やはり日本製ではないかと思う。世界中でも、日本の家電製品に対する信頼は、相変わらず高いようだし。そんなことが電池にもいえるのかもしれない。

でも、気安く減ってしまう1ユーロショップの電池に対して、腹が立つこともない。単三電池が4本で110円なのだから、気難しく考えることは止めよう。予想外にも早く減ってしまう電池が、微笑ましく思えて来たりもするのであった。ドイツ贔屓も、ここまで来れば、おめでたいと言えるのかもしれない。

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