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還流独歩

コンビニエンスストア戦争 2012.05.04

一か月ほど前のことだろうか。すぐ近くの大通りの向かいに、また一軒、新しいコンビニエンスストアが開店した。わずか徒歩3分から5分圏内に、一体、何軒あるのだろうか。普段、あまり意識はしていないのだが、頭の中で地図を描いて数えてみたら、6軒である。それだけでも、ものすごい数だ。しかも、もう少し距離を増やして、徒歩5分から7、8分まで含めると、さらに5軒近く増えるはずだ。つまり、半径500-600m程度の距離の中に、10軒以上のコンビニエンスストアが存在している。 いや、もっと多いかもしれない。そのすべてが24時間営業である。

何年か前、コンビニエンスストアの年間の売上が、一般のスーパーマーケットのそれを追い抜いたというような話を聞いたことがある。もはや、日本人の生活には欠かせない存在になってしまったようだ。そうでなければ、これほどの数まで増えないだろう。その名の通り、「便利な店」だが、歩いて10分とかからないところに、深夜から早朝まで営業を続けているお店が、これほどの数、本当に必要があるのかとという疑問を抱いてしまったりもする。それらのうちの数店は、もちろん私も利用しているから、便利には感じているのだけれど、あまりにも多過ぎる気もするのである。

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