水道台帳と埋設配管図 その2 2012.06.16
それを確認したあと、別の質問をした。例えば階ごとに借りる人が違う場合は、量水器の設置はどうすべきなのだろうか。答えは簡単だった。敷地に引込む本数は一本だけだが、契約者が違えば、その数に応じて量水器を設置できるという。例えば二世帯住宅で、契約を別々にしたい場合は、それぞれに量水器を設置できるようだ。
こういったことは、私も詳しい方ではないので、もしかしたら間違っているかもしれない。あるいは、水道局によっては。見解が異なる場合もあるだろう。日本全国の水道局が同じとも思えない。それはともかく、いまちょうど別の物件で、同じように一軒に二世帯が入居する事例があるから、水道局に訊いてみようと思う。
それにしても、この台帳を見て思うことは、地中には網の目のように水道管が張り巡らされ、それらが私たちの生活を確実に支えているということである。それは水道だけに留まらない。地面の中には、他にも下水管やガス管が埋まっている。それらの埋設状況は、インターネットで閲覧ができるようになっているのもある。実に便利だ。
こういった都市基盤は、ごくあたり前のように存在しているから、普段の生活の中で、その有難みを感じることは少ないかもしれない。しかし、水道や下水道、あるいはガス、電気、通信回線のない生活は考えられないし、生活そのものが成り立たなくなってしまう。それらを整備し、管理するも大変なことに違いない。
水道台帳を見ながら、そんなことを考えてしまった。