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一昨日の金曜のことである。水道局に立寄ったあと、事務所登録の更新のため、納税証明書を受取りに日本橋税務署へ行った。総合窓口へ行くと、身分証明書の他に、印鑑が必要であることがわかった。先日、電話で問合せをしたときに、それを聞いていたにもかかわらず、持って来るのを忘れてしまったのだ。まさに詰めが甘いとは、このことである。

仕方がないので「出直します」と言って、一旦、窓口を離れた。そして、印鑑を売っているところが近くにないかと考えながら、エレベータ脇の階段まで来たとき、普段、持ち歩いている筆入れの中に認印が入っているのを、ふいに思い出した。何かあったときのために、常に印鑑を持ち歩いているのに、ほとんど使わないから、すっかり忘れてしまっていたのである。

すぐに窓口に戻って、申請手続きを済ませた。5分くらい待たされただろうか。何の問題もなく書類は受け取れた。日本というのは、印鑑の国なのだと改めて感じた次第である。これからも、常に持ち歩くようにしよう。