宿谷先生をお祝いする会 その5 2012.07.05
宿谷先生は、他にも次のようなことを仰っていた。「部分のはっきりした全体へ」。わかりそうで、難しい。個々の事象をしっかりと把握しつつ、大きく俯瞰するということだろうか。この話を聞いて、宿谷先生は、もはや研究者というよりも、建築環境学を基点とした学者といった方が良いのかもしれないとも思った。
そんなことを言いつつも、研究者と学者が、どう違うかは自分でも良くわかっていないのだが、学者というのは、学者なりの生き方が求められる気がするのである。いや、それは研究者でも、他の職業に就いている人たちだって、同じではないかと思うし、それは私自身にも返って来ることでもある。自分らしい生き方とは何だろう。そんなことも考えた。
ともかく、今日のお祝いの会は素晴らしかった。最後になってしまうが、宿谷先生、本当におめでとうございます。そして、多忙な中、この会を企画準備し、久しぶりに多くの研究室仲間と楽しい時間を共有する機会をつくって頂いた同期、諸先輩、そして後輩の皆さんに対し、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
さらに付け加えれば、今日のこの会を受けて、宿谷研究室の理念を具現化した建築を実現したいと改めて強く思いました。それを胸に刻み込んで、これからも邁進して行きます。