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還流独歩

ドイツのファクス番号 2012.07.21

ドイツで生活を始めた頃、電話番号とファクス番号の組合わせが気になった。例えば、電話番号の下4桁が「2345」だとすると、ファクス番号は1桁目が1つ小さい「2344」だったりする。あるいは、電話番号が「5960」の場合、ファクス番号は「5959」というように、ファクス番号の方が数字が若いのである。

日本の感覚だと、ファクス番号は電話番号よりも大きい数字を使うことが半ば常識化しているよう思う。電話番号の下4桁が「2250」なら、ファクスのそれは「2251」、あるいは「2255」というように1桁目の数字を大きくするはずだ。ドイツは、その逆なのである。だから、電話とファクス番号を間違えたことが何度かあった。

この話は10年以上も前のことだが、そんな番号をたくさん見かけたように記憶している。でも、最近はかなり変わってきたようで、以前のように、ファクス番号の方が、電話番号より若いということはなくなってきているように思う。かなりのサイトを調べてみたが、状況は日本と変わらなくなっているようだ。

ファクス番号の方が若いという現象は、私の記憶違いなのだろうか。いや、そんなことはない。私が何度か勘違いしたファクス番号は、この10年間に、一体、どこへ消えてしまったのだろうか。

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