設備図面完了 その2 2013.02.27
世の中には、機械設計や工場の設計など、いろいろな図面がある。そのどれもが地味な作業に思える。派手な車ができ上がるのも、図面なくしては有り得ない。建築に華々しさが必要かどうかは別としても、いずれにしろ何がしかの図面は必要だ。手練れた大工さんのように、長年の経験から図面がなくても家が建ったりすることもあるかもしれないが、設計図書というのは、何かものをつくるときの根幹を成すものだともいえる。
それはともかく、短い時間で、簡単な図面をCADを使って描き上げた。最近、受けている業務は、意匠設計と設備設計が入り交じっていることが多く、それらを平行して行なうのは、なかなか難しい面があるし、どちらを主に行なっているのか紛らわしい面があるが、意匠も設備もできるというのは、それはときとして強みになるのではないかと、勝手に自分を鼓舞したりしている。
あれもこれもできることは、ときに表面的になってしまうことがよくあるし、つねに良い方には捉ええてもらえない場合もあるけれど、どちらの視点も大切にしながら、意匠と設備の間を取り持つような活動につなげて行けたらと思っている。時間がかかるかもしれないが、それを目標に歩んで行こう。そしていつか、ある一つの建築として具現化できれば、こんな幸せなことはないと思うのである。