長期休載によせて その1 2014.06.07
休載というと実におこがましいが、2013年5月7日(火)に最後の更新をしてから、一年以上が経過した。この一年という間に、何人もの方から「最近、更新していないですね」と言われたり、「これを読むのを結構、楽しみにしているんですけど…」という有難いことばも何度か頂いた。
この環流独歩は、2009年9月から書き始めた私の行動記録であり、日記であり、あるいは個人的な意見や考えを思うがままに書き綴った日々の備忘録のようなものである。誰かに書くように強制されたわけでもないし、書いたからといって、報酬がもらえるようなものでもない。ただの趣味の一つであり、業務だとも思っている。
この場でも何度か書き込んだが、書くことは、頭の中を整理することにつながると思う。正確に言うと、考えていることを、自分自身の中で明確にすることである。そう思い続けて来たが、2013年4月くらいから、その気持が途切れ始めてしまった。簡単に言えば、書き続ける気力が続かなくなっただけのことである。
自分でも、こんなにもあっさりと書くことを止めてしまうとは思ってもいなかった。設計業務の合間の僅かな時間や、移動中も、いろいろなことに想いを巡らせ、思いついたことをこまめに書き留めて来たが、正直なところ、それが何だか妙に虚しく感じられるようになったことも事実である。
もっと簡単な日記形式にして、今日は何をしたかを書き込むだけでも良いから…と自分に何度も問いかけてはみたものの、日々の業務を行なう中で、その時間を割くことが難しくなったし、また不思議なことに、書くことに対する妙なためらい何故か強くなった。それが続くと悪循環が始まったりする。自分の中での動きが縮小してしまうのだ。
掲載日:2014年8月20日(水)
加筆訂正:2017年6月29日(木)